御岳ライフセーバーズ協会

御岳ライフセーバーズ協会は御岳渓谷を訪れる観光客の安全確保を目的とし、水難救助や啓蒙活動・環境整備などに取り組むボランティア組織です。

事故事例を追加しました。

2011年9月に発生した増水中の多摩川御岳エリアでのラフティング事故を事故事例に追加しました。

事故事例

石巻カヌーボランティアの報告

遅くなりましたが、2011年8月17日(水)~18日(木)に行なわれた石巻市鮎川十八成浜(くぐなりはま)カヌーボランティアの報告です。

17日の作業時間は、10時~15時ぐらいでした。
カナディアンカヌーは13艇で、うち10艇を角材で2艇並列のカタマラン状にすることで、安定性と積載量を上げる工夫がされました。
カヌーボランティアは十数名でしたが、その他2つのボランティア団体などが合流したため、総勢70名程の大所帯でした。
作業は、地元の漁船にカヌーを2~3Km程度離れた浜辺まで牽引してもらい、その浜辺の瓦礫を集めカヌーに積み、少し沖合いに停泊している漁船まで漕いで行って積み替えたり、そのまま漁船に引っ張られて漁港の瓦礫集積場に持っていく内容で、あまりカヌーは漕がずに作業ができるようになっていました。
午前、午後とも2時間程度作業を行ない、まだ浜に瓦礫を残した状態でしたが、決められた15時には作業を切り上げました。

翌18日(木)は、朝から時折強めの雨が降ったり止んだりしていたため、漁船が出ないこともあり、カヌーを使った作業は中止になりました。
他のボランティア団体は他所で作業をすることになり、我々御岳カヌー隊の5名+2名は、別途一般のボランティア作業を行なうこととなりました。
午前中は、津波の被害を受けた民家の物置の修復で、物品の整理と清掃、土台からずれてしまった物置を元に戻す作業をし、1時間半程で終了しました。
午後は、神社の小道の修復で、砂利をネコに積んで山道を登り、道を均すという重労働でしたが、こちらも何とか16時前に作業を終えることができました。

今回のボランティアの総括として、ほんとうに微力ではありますが復旧のお役に立つことができたと思います。
また、カヌーという道具を使うことで、一般のボランティアとは違ったアプローチができた点が良かったと感じています。
今回取りまとめをしていただいた高田さん始め参加された方々、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

加納宏明

MLAからのお知らせ

7月24日現在。
台風の影響による増水のため、御岳渓谷の危険性が増しています。
観光やBBQで河原を訪れているみなさまは、むやみに川に入らぬようお願いいたします。

先週に続き、本日も啓蒙活動として、御岳渓谷内で水難事故の注意を喚起するチラシを配布しました。
ボランティアをしていただいたみなさま、ご苦労さまでした。

御岳ラフセーバーズ協会 小田弘美

観光やBBQの方たちに声かけとチラシ配りの活動を行ったメンバー

カヌーボランティアを終えて

7月の13、14日とカヌーボランティアを牡鹿半島の大原浜という所でしてきました。

今回は、工藤さん、太田組で参加しました。
まず、現地について思ったことは、初回に来たときよりも瓦礫の撤去がかなり進み、空き地がたくさんあるようになったことです。
以前に沢山来ていた瓦礫を撤去する自衛隊の車両もほとんど見ることがありませんでした。
しかし、現地の方々の暮らしはあまり変わることがないように思えました。
しかし、僕たちが宿泊した大原浜の集会所上にある小学校には子供たちが通い、その姿を見ることができて少しほっとしました。

みんな明るいし、挨拶してくれる。

さて今回のカヌーボランティアですが、大原浜の浜にある瓦礫と湾内にある網などに絡まった瓦礫を撤去することでした。
瓦礫は前回同様、家の残骸やら漁具が中心でしたがこの日に合わせてかなりのボランティア(50人ぐらい)参加したので、浜にある瓦礫は見る見るうちにきれいになりましたが、大変だったのは湾内にある、網に絡み合った瓦礫をはずしながら運ぶ作業でした。

太いロープなどはできるだけ切断せずにしたいので、不安定な水の上で釘のついた木材をはずすのは時間がかかりました。
しかし、天候にも恵まれ風も強く吹かなかったのでそこそこきれいになり、後は重機で太いロープごと引き上げられるまでになりました。

今回思い出に残ることは、前々回のボランティアでお世話になった、大原浜の大工さんをカヌーに乗せてあげることができたことです。
大工さんと一緒の瓦礫をカヌーで引っ張って漕いだのですが、これはきつい、きついと言っておられました。
自分には陸の上での大工仕事の方が良いとのことでした。
夜にはボランティアの仲間と、夜光虫を見に行きました、これも大変きれいで光る液体を手で触る感じはなんとも不思議でした。

今回のボランティアでもすばらしい出会いがあり、とても充実した2日間を過ごせました、そして地元の方々のお力に少しはなれたかと思います。

皆様のご支援ありがとうございました。

太田旭

いよいよカヌーボランティアはじまりました。

石巻・牡鹿半島で、漁港復興プロジェクトに参加しています。

今回の遠征メンバーは太田・安藤・山中・清水・小池の5名。

主な仕事は瓦礫撤去作業で、今回の遠征は3回目となりました。

8日からはいよいよカヌーを使った湾内の瓦礫撤去がスタート。

カヌーの技術を活かせるとあって、自然と力がみなぎります。

下の画像はasahi.comで紹介された、太田・安藤の勇姿。
9日の朝日新聞全国版の一面にもカラー写真で紹介されました。
(ちょっと嬉し恥ずかしな感じです。)

御岳ライフセーバーズ協会では、2週に一度のぺースでこの活動を続けて行く予定です。

参加者の募集やカンパの受付も同時に行っております。

興味のある方は、ぜひご連絡下さい。

御岳ライフセーバーズ協会
担当/小田弘美
0428-79-7227
oda@ultrac.jp

ボランティアレポート

カヌーボランティアを募集していると聞き、石巻に行って来ました。
今まで行きたいと思いつつ、先伸ばしにしてきたお手伝いですが、やっと行くことができました。いろいろな情報が飛び交いどうボランティア活動に参加していいのか分からないで今まで活動をしてきませんでした。

ゲリラボランティアはしてはいけない?人出が余ってる?今より今後人員が必要??そんな情報が行っていいのか今行くべきなのか迷う原因でした。

今回僕はみたけカヌー教室インストラクターの大田旭氏の誘いで、急きょ四万十塾というカヌー屋さんの企画に乗らせていただいての参加でした。行ってみて一番思ったのは人員はいくらいても足りないということです。僕らの今回やった仕事は漁業復興プロジェクト、漁港の瓦礫撤去作業でした。その他にも炊き出し、リラクゼーション、家つくり、まだまだいくらでもやることはあります。自分に出来る得意分野で行くのもいいでしょうし、行ってどんな仕事があるのか見て決めてもいいでしょう。いっくらでも仕事はあります。市内は依然土に埋まってます。匂いもひどいです。そして、行政の目の行き届かないところにこそ僕らが出来る仕事が山積みです。震災から2カ月たってまだ何も手の入らない所もありました。

ただ、ボランティアでも、なんでも勝手にやればいいわけじゃないということもわかりました。ボランティアが手出ししていい状況やここから先はやってはいけないこと、被災者のニーズなど個人では分からないことも多い。行って何していいかわからずウロウロするくらいなら一度ボランティア団体に参加して、勉強してから行ったほうがよさそうです。

ただ、もう一度言いたいのは現地では人員はいくらいても足りない状況があります。

カヌーという趣味を持ち、健康な体で、体力のある私たちにはできることがいくらでもあります。行こうか迷っている人やどう参加していいのかわからない方がいましたら、私が現地との架け橋になることもできます。連絡をください。私も今回が初めての参加で、全然現地のことはわかっていませんが、ボランティア事務局の方とたくさん話をして情報を収集することができました。もし、ちょっとでも気持ちがあるのなら、声をかけてください。また、現地に行く時間はないけれども協力したいという方も歓迎です。

また、時間を作り次回は鍼灸のほうも絡めてボランティア活動に参加しようと思っています。

2011/05/19
安藤太郎

レスキュー3講習会開催のお知らせ

5月11日・12日・13日に御岳渓谷において『RESCUE 3 JAPAN スイフトウォーターレスキューテクニシャン レベル1コース』の講習会を行ないます。
講習の詳細・お申し込みについては以下のPDFファイルをご覧下さい。
RESCUE3 講習会 要項PDF

●講習会に関するお問い合わせ
御岳ライフセーバーズ協会代表
小田 弘美(有限会社コンセプト)
tel:0428-79-7227
mail:info@canoebar.jp

AED・CPR講習会開催のお知らせ

御岳ライフセーバーズ協会では以下の日程でAED(自動体外式除細動器)とCPR(心肺蘇生法)の講習会を開催いたします。

東日本震災の影響もあり講習会の開催が危ぶまれておりますが、比較的短時間で直ぐに役立つ有益な情報と技術を得る事ができますので、この機会に多くのみなさんに受講していただきたいと思います。

主催/御岳ライフセーバーズ協会
協力/青梅消防署
開催日/3月27日(日)
時間/10:00〜11:30
場所/リバーハウス(青梅市JR御嶽駅徒歩3分)
対象/御岳渓谷でリバースポーツを楽しんでいるみなさん。
費用/1000円を協会への寄付としていただきます。
定員/20名

お申し込み・お問い合わせ

Eメール oda@ultrac.jp
電話 0428-79-7227
担当 小田

レスキュー3講習会開催のお知らせ

3月6日・12日・13日に御岳渓谷において『RESCUE 3 JAPAN スイフトウォーターレスキューテクニシャン レベル1コース』の講習会を行ないます。
講習の詳細・お申し込みについては以下のPDFファイルをご覧下さい。
RESCUE3 講習会 要項PDF

●講習会に関するお問い合わせ
御岳ライフセーバーズ協会代表
小田 弘美(有限会社コンセプト)
tel:0428-79-7227
mail:info@canoebar.jp

カヌー転覆での怪我

御岳(みたけ)渓谷でカヌーをしていた方が大橋上流の浅瀬で転覆し頭が岩に接触、ヘルメットをしていたのにもかかわらず、頭頂部の近くをざっくりと切り裂いてしまいました。

診察の結果は10針縫っただけで、その後の経過も順調とのことで安心しましたが、
カヌーやラフティングをしている方なら、みなさんも「ヘルメットをしていたのに何で?」と思われると思います。

理由は、彼のヘルメットのサイズが大きく、ぶかぶか状態だったこと。
ウチに担ぎ込まれた彼を見ると、はえぎわから頭頂部にかけて鋭いナイフで裂かれたような傷があったので、岩に引きずるように接触したためヘルメットが大きく後方にずれてしまい、むき出しになった頭が岩をこするように当たってしまったと思われました。

私も長くカヌーをしていますが、こんなケースは初めてです。
傷の場所が頭だっただけに、今回はこの程度の怪我で済んで、むしろラッキーだった考えてもいいと感じました。
カヌーやラフティングは、お互い注意しあいながら楽しみたいものです。

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御岳渓谷で事故に遭遇したら、「御岳ライフセーバーズ協会」に気軽に声をかけてください。
場所は御岳大橋上流100m、左岸遊歩道沿いにあるみたけカヌー教室&多摩川ラフティングツアー内です。

この辺りは救急車を呼んでも30分以上かかることが多く、当協会の車で病院に搬送した方が良いと判断できることも多いです。

小田弘美/御岳ライフセーバーズ協会(0428-79-7227)
御岳によく来る人は、今すぐ携帯に登録しておきましょう。