御岳ライフセーバーズ協会

御岳ライフセーバーズ協会は御岳渓谷を訪れる観光客の安全確保を目的とし、水難救助や啓蒙活動・環境整備などに取り組むボランティア組織です。

Category: 事故事例

カヌー転覆での怪我

御岳(みたけ)渓谷でカヌーをしていた方が大橋上流の浅瀬で転覆し頭が岩に接触、ヘルメットをしていたのにもかかわらず、頭頂部の近くをざっくりと切り裂いてしまいました。

診察の結果は10針縫っただけで、その後の経過も順調とのことで安心しましたが、
カヌーやラフティングをしている方なら、みなさんも「ヘルメットをしていたのに何で?」と思われると思います。

理由は、彼のヘルメットのサイズが大きく、ぶかぶか状態だったこと。
ウチに担ぎ込まれた彼を見ると、はえぎわから頭頂部にかけて鋭いナイフで裂かれたような傷があったので、岩に引きずるように接触したためヘルメットが大きく後方にずれてしまい、むき出しになった頭が岩をこするように当たってしまったと思われました。

私も長くカヌーをしていますが、こんなケースは初めてです。
傷の場所が頭だっただけに、今回はこの程度の怪我で済んで、むしろラッキーだった考えてもいいと感じました。
カヌーやラフティングは、お互い注意しあいながら楽しみたいものです。

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御岳渓谷で事故に遭遇したら、「御岳ライフセーバーズ協会」に気軽に声をかけてください。
場所は御岳大橋上流100m、左岸遊歩道沿いにあるみたけカヌー教室&多摩川ラフティングツアー内です。

この辺りは救急車を呼んでも30分以上かかることが多く、当協会の車で病院に搬送した方が良いと判断できることも多いです。

小田弘美/御岳ライフセーバーズ協会(0428-79-7227)
御岳によく来る人は、今すぐ携帯に登録しておきましょう。