御岳ライフセーバーズ協会

御岳ライフセーバーズ協会は御岳渓谷を訪れる観光客の安全確保を目的とし、水難救助や啓蒙活動・環境整備などに取り組むボランティア組織です。

石巻復興ボランティアレポート

どうも初めましてこんにちは。日本大学4年の古川悠一です。

今回はみたけカヌー教室の皆さんとともに、初めて石巻復興ボランティアに参加させていただきました。メンバーは太田さん、安藤さん、工藤さん、夢さん、みほさん、わたぬきさんと私を含め7人でした。12日の夜に出発しボランティアベースで一泊。そして13、14と二日間ボランティアを行いました。

主な内容は石巻市小渕浜にある漁師さんの倉庫からガレキを撤去し、ロープなどの漁具をなるべく壊さずに取り出すというもの。1日目はとにかくガレキ撤去の力仕事。小渕浜で半年間ボランティアを続けている塚越さんの力を借りながら、10人で2日かかると言われた仕事を1日でだいたい片付けました。さすが皆さんカヌーをやっているだけあって、体力はかなりのものです。

夜は漁師さん達にカニやアナゴなどをご馳走してもらいました。そこで食べたカニみその味が忘れられません。また私とわたぬきさんはシャワーを貸してもらった仮設住宅のご夫婦があまりにも親切で、お茶とお菓子をいただきながらついつい1時間以上もくつろいでしまいました。その後は工藤さんの提案によりみんなで夜の散歩へ行くことに。夜の潮風を感じながら歩く牧場はなかなかオツなものでした。

2日目は大きな漁具をトラックで運び出す仕事を手伝った後、大人チームは近くの民家の泥のかき出し、子どもチームは1日目に取り出した巨大なロープの塊をほどいていくことに。このロープの塊がかなりの強敵で、一本が何百メートルもあるもので解いても解いても端が現れず手こずりましたが、戻ってきた大人チームも合流しどうしても解けない場合はロープを切って作業効率をあげ、最終的にはなんとか全て解くことに成功。2時ごろに作業を終え、石巻を後にしました。

小渕浜で度々感じたことですが、いまだにガレキや骨組がむき出しになっている建物が多く残っている中、現地の人は皆明るくて、前向きだったことがとても印象的でした。食事を共にしたり仮設住宅に招きいれたりと、地元の人とボランティアがとても近い距離で当然のように支え合っています。私たちがお世話になった塚越さんは、「人ではなく、場所にボランティアが集まるようにしたい」と仰っていました。たまにボランティアに来た人とバーベキューをしたりすることもあるといいます。まじめにかっちり働くのも良いけれど、震災復興ボランティアを力強く継続的なものにするためには、遊び心を忘れずに地元の人と笑って過ごせるような雰囲気を作ることも重要なのかもしれません。

震災の復興支援に行くのは初めてでしたが、今回のボランティアが少しでも石巻の復興につながれば幸いです。そして私はみたけの皆さんともほとんど初めましての状態であったにもかかわらず、仲間の一人として温かく引き入れて下さって嬉しかったです。おかげ様で充実した3日間を過ごせました。是非またみたけに遊びに行きたいです。ボランティアに参加された皆さん本当にお疲れ様でした。

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