御岳ライフセーバーズ協会

御岳ライフセーバーズ協会は御岳渓谷を訪れる観光客の安全確保を目的とし、水難救助や啓蒙活動・環境整備などに取り組むボランティア組織です。

多摩川巡視の報告

本日、太田隊員、橋本隊員、吉田隊員、私の4人で多摩川(御嶽~柚木間)の巡視にいって参りました。
今回の目的は、9月の台風時に流れ着いた危険物(主に鉄・木等)の撤去です。
前々から気になっていた危険物以外にも、よくよく見るとあちらこちらにむき出しの鉄等が散在していました。
まず最初に取り掛かったのが、むき出しになっている鉄網の撤去。
難航すると思われましたが、なかなかスムーズに撤去完了。
鉄網を石・砂の中から取り出してみると、ぺしゃんこになった金網製のゴミ箱と判明。

『こののまま、どんどん撤去して行きましょう!。』と意気込んで再出発。

しかし我々の意気込みを遮るかのごとく、次に出てきた鉄の輪(何かは不明)。
簡単に撤去できそうという、見た目に反して作業が難航しました。
鉄の輪が、人の力では到底動かすことが出来ない岩と岩の間に挟まっていたんです。
元々その場所になかった岩ですから、この岩を運んできた9月の台風時の多摩川の流水のパワーを考えると身震いしました。
最終的には、鉄の輪を切断し、太田隊員の万能工具を使って、撤去完了。

続いて、岩に挟まった木・鉄缶の撤去にとりかかりました。

がっちり挟まっていたので、なかなか取れず難航するかに思われましたが、隙間に入り込んで作業しづらくしている石ころの撤去を行っていた橋本隊員が鉄缶撤去に成功。
これにより、木の撤去がしやすくなり木の方も撤去完了。

さらに下流へ向かい岩に挟まった鉄板の撤去完了。
続いて前々より気にしていた、木が水面から見えているポイントに向かい、撤去作業にあたりましたが、工具を使っても奥まで挟まっており動かず、撤去できませんでした。

今日、隊員が見つけて危ない鉄・木は撤去にあたりましたが、最後に撤去しきれなかったものもあります。
また、まだ見えないストレーナや、危険な鉄の塊等あるかもしれませんので、皆様お気を付け下さい。
今日一番に感じたのは多摩川の透明度が戻らず未だに濁っているので、下がどうなっているのが分からないのが怖いと感じました。
私自身も気をつけたいと思います。

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